ソフトウェア設計意図発掘ツール「AtScope」のマルチ言語版リリース

アクセラレイテッド・ソフトウェア・エンジニアリング(本社:横浜市港北区新横浜、以下ASE)では、ビースラッシュ株式会社(本社:横浜市港北区新横浜、以下ビースラッシュ)社製品である「AtScope(アットスコープ)」の販売代理店業務を行っております。この度、より多くの開発現場に対応できるように従来C言語対応スタンダード版の上位モデルとして、C言語、C++、Java、C#に対応したマルチ言語版「AtScopeV4」を 5月29日からご提供致します。

設計意図発掘ツールとはどの様なモノで、どの様なシーンで使われているのでしょうか?今回開発元のビースラッシュ株式会社、山田大介さんに詳しく話を聞いてみました。聞き手はASEの代表、高橋高弘です。

ビースラッシュ株式会社、代表取締役 山田大介氏

~AtScopeV4が生まれた背景はどの様なものでしょうか?~

「現在日本のソフトウェア開発現場では、品質問題の増加引き継ぎが困難小変更でも時間がかかりすぎるなどの多くの問題を抱えています。その大きな原因が、あてにならない設計ドキュメント、ソースコードのみに頼った『力づくの開発』にあります。」 ~山田さんはそう解説してくれました。

「設計意図発掘ツールAtScopeV4は、ソースコードから構造図(設計図)を生成する事により設計意図を明示(発掘)し、改善対象を検出します。また構造設計のスコアをリファクタリング・スコアとして明示する事により、ユーザーは設計構造の崩れを検知し、階層構造を改善する事が可能となります。これにより、ソフトウェア開発者の設計スキルの向上、手戻りの減少(開発スピードアップ)、品質の安定などの効果が期待できます。」

アクセラレイテッド・ソフトウェア・エンジニアリング 高橋代表

~ 実際の開発現場では最初からコードを作り始める事は少なく、既に動作している“レガシー・コード“に機能追加などの改編を行って製品開発をしていると思います。しかし再利用しようにも元のコードを書いた人が既に退職していたり、そもそも再利用性をあまり考慮していないコードがベースにあったりする現場は多いですよね。~

「コードを中心とした開発となってる状態ですね。それでは折角のソフトウェアを社内の資産にできていません。コード中心に考えるのではなく、設計図を作り構造を見る事により部品化再利用が容易となります。」

~ AtScopeV4の生まれた背景や解決したい問題が見えてきた様に思います ~
「AtScopeは今のソースコードから設計図を作りソフトウェアを資産化します。その事によりコード中心から設計中心への体質変換を実現し、組織の設計力を向上します。設計とコードを同期する事で構造劣化を防止し、プログラム改修時のリファクタリングをも容易にします。何よりも開発者が構造を見る習慣“考える開発“を身につける事により開発戦略も容易となり競争力向上を実現できると考えています。」

AtScopeの機能や活用シーン、価格等詳細についてはビースラッシュ社のAtScopeポータルサイト(http://www.bslash.co.jp/AtScope/)に詳しい情報が掲載されていますのでご参照ください。

【お問い合わせ先】
ASE(アクセラレイテッド・ソフトウェア・エンジニアリング) contact@accelsofteng.com
ビースラッシュ株式会社  info@bslash.co.jp

ビースラッシュ株式会社について
ビースラッシュ株式会社は、ソフトウェア工学に基づいた教育・支援・開発・啓発を行うことにより、ソフトウェア開発の品質と生産性を向上させ、価値のあるソフトウェア開発の実現を目指します。
設計意図発掘ツールAtScopeのご提供、リファクタリング等の支援サービス、設計力向上の為のセミナーご提供を実施しています。
http://www.bslash.co.jp/

ASE(アクセラレイテッド・ソフトウェア・エンジニアリング)について
 ASEはものづくりに携わるソフトウェア開発技術者向けに生産性を上げる製品とサービスを提供して顧客の開発業務を加速(Accelerate)していきます。ビースラッシュを始め国内外のメーカーのソリューションの販売代理店を行うほか、C言語開発・組込みシステム開発の強みを生かしたプロフェッショナルサービスを提供しています。
https://accelsofteng.com/japan/